2014年6月14日土曜日

文字



まるで目の前で美味しそうに食べているかのような

文章を読むのが好きだ。


写真の本は

関西で51年から68年まで発行されていた

食べ物の随筆、小冊子「あまカラ」

まだ見ぬこれからの未来へと期待がふくらむ文章が新鮮だ。




同時期、41年から71年に発行されていた

児童ざっし「きりん」も同じように関西発。

大阪弁のこどものことば、挿絵も装丁が

とてもリズミカルだ。薄くて見やすく読みやすい。



ブログを書く、打つのは本当に難しい。

日記とも違う感覚に未だ慣れない。

人のことばを借りれば

どんなに文が引き締まるだろう。

だれかの名言や写真を添えれば

たちまち、見やすさが倍増するだろう。

知性も垣間見えたような気になる。

だけど、それじゃ嘘ものじゃないか

という気持ちになる。



書くなら、自分のことばと

自分で撮った写真で

伝えるべきなんだろう。

なんの犠牲もない行為に

魅力は感じられない。



ことばを借りることは

自分の可能性に終止符をうつことになる。

かきだす行為はすごくおそろしい。

だけど、じぶんのことばを探さなければ

一生じぶんのことばなんて見つからないだろう。

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