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2015年8月6日木曜日
不安な時こそ
雨も降らない晴れた日に、突然大きな雷が鳴りひびくと
今どこかでだれかが大変な目にあってるんじゃと思ってしまう。
そんな時だからなのか、友達からの電話が鳴る。
最近2日に1回は電話してる。
お互いとくに用事はない。
家も近いけど、滅多に会わない。
思い立って会えば、なぜか12時間も話続けて
会うとお互いの胃の調子が悪くなる。
自分とは何か、生きるとは何かの話になり
四六時中そんな暗いことを考えていたのか
最近、友達はとうとう胃炎になってしまった。
同性だし、恋人でもないし、
幼なじみのような気軽さもない。
話したいけど、会いたくないなんて。
でも本当にそうなんだからしょうがない。
自分勝手で子どもっぽくて複雑で、恐ろしくやけに気が合う。
これが友達なのか、と恐ろしくなる時もある。
ある日、つきない悩みに嫌気がさしたからか
「私にいうみたいに恋人にもキツく言ったらどう?」
と気軽に言ったあとに、傷ついていたならごめんと謝られた。
私も無意識に時々パンチをくらわすようだ。
はっきり強く言うことが正義なら
みんなヒーローになれる。
でも大抵は偽のヒーローだし自分の身を削らないでヒーロにはなれない。
みんな肝心な時に逃げる。
私もやっぱり逃げてしまうから悩むんだろう。
本当は誰からも、なにも言われたくない。
慰めてもらいたいわけでも、アドバイスを受けたいわけでもない。
それでいて話をすると、そういう風に話が流れてしまう。
寂しいから電話をしてる、というので本当は十分なはずが
変わりたい。とお互いが口にする。
駄目なとこ全然変わってないね。
と言えば、笑い合えたりする。
文章を書いていたら、あっというまに嵐が去っていく。
言葉に変えて、友達の悩みも去ってくれればいい。
もうすぐプールの時間だ。
2015年6月12日金曜日
外にいること内にいること
あなたは知ってるだろうか
ずっと外にいると知らないあいだに手が真っ黒になること
あなたは知ってるだろう
爪の中まで黒くなること
あなたは知ってるだろうか
ずっと外にいると嫌な顔をするだけじゃなく
わざわざ鼻をつまんだりする奴が現れること
あなたは知ってるだろう
どんな姿でも、話しかけてくれる人がいること
あなたは知ってるだろうか
どこにいても話しかけられない孤独な時や場所があること
あなたは知ってるだろう
ニューヨークの町だけが特別なこと
あなたは知ってるだろうか
ずっと内にいると気分が滅入ること
あなたはもちろん知ってるだろう
それでも前よりマシなこと
あなたは知ってるだろうか
ずっと外にいれば汚いものが一瞬で分かること
あなたはまえから知ってる
自分のためだけを考えるのはいつだって汚いこと
あなたは知ってるだろうか
身内や友人以外にはみんなあんまり優しくないこと
あなたは知ってた
それが優しさでもないこと
あなたは分かるだろうか
あなたはきっと分かる
外にいることも
だから内にいることも
2015年5月27日水曜日
悲しみを背負った人は美しい
昨日まで憂鬱だった毎日が
君と出会ったことで
まったく違う世界にいるみたい
いつからか
いつも頻繁に会っていないせいか
人と会うには勇気がいるし緊張もするし
会うだけのために、金髪にしたときもある
自分に気合いをいれてからじゃないと
人には会えなくなってた
当日、相手がなにも考えないで
適当な気持ちで現れたり
キャンセルだって当たり前で
元気かどうかみたかったからとか
他愛のない話をした帰り道
なんだかすごく悲しかった
それで会うのが最後だったらどうかな
あしたは死んでしまうかもしれないし、きょうかも
それを毎日思って過ごして
「また今度でいいか」
なんて思いたくない
会うなら、もっと特別な1日にしたかった
こんな風に考えても
なにもしていない自分が
何を言っても説得力はなくて
どんどん自信がなって家からでられなくなった
少しのショックでさえ、たえれなかった
心の中をめくって話すのは勇気も時間もいる
ようやく少し外に出て働けるようになった時
人と会話するとやっぱり傷つく自分がいた
だけどある日突然君は新しくやってきて
慣れない仕事に追われて
休憩中でも会話ができなかった
行動も仕草も喋り方だって
なんだか気になる
なにも持ってないと嘆く君は
なにか持っている人よりもあきらかに魅力的だった
映画にでてくる主人公みたいに君を眺める
君は特別だから、いわなくても分かることがたくさんある
どの時も特別だった
君は会う度に特別をくれたはじめての友達
2015年5月24日日曜日
消えない靴
それは高校の時に買ってもらった靴。
スウェード生地の少し厚底のバレエシューズ。
買い与えられた時は、全然好きになれなかった。
大学生になると素朴なその靴が、可愛く思えて6年も履きつづけた。
イタリアに行った時、大好きな靴を捨てて帰ってきた。
愛着がありすぎて、恐かったんだと思う。
あれからたくさんの新しい靴を買ったのに、いまだに足に馴染まない。
足の重みで、かかとも中敷もへこんで穴があいていたアノ靴がいい。
心の中で、何度だって描けるあの靴のラインや感触。
同時期、大切にしていた破れた灰色のカーディガンも刺繍入りのインナーも
途端に色あせてしまった。
しっくりこなくなる時は恐い。
きっとすべて自分自身でつくりださないと駄目なんだ。
2015年5月14日木曜日
2015年4月24日金曜日
プール
4月の桜がポップコーンみたいに可愛く咲きはじめた頃、仕事を辞めた。
それから2週間後プールに出掛けた。
あそびのプールなら、スパプー。
だけど今回は違う。
自分を変えるための、市民プール。
どっちも考えたことも行ったこともなかった。
とにかく緊張してた。
プールが好きなわけでも、
泳ぎが必要な年齢でもない。
なのにプール。
とにかく恥ずかしくて
脇と太ももが隠れる変な水着を買って
度入りレンズのゴーグルまで買って
泳ぐ気合いはとにかく十分だった。
勝手の分からない着衣室で既に
メガネ代わりにゴーグルをかけて
マトリックスみたいな自分のキモさに負けそうになる。
着衣室を出てすぐムアっと広がる熱気の渦に一歩踏み出したら
そこはもうすでにプールで棒立ちになる。
どのレーンで泳げばいいのか分からない不安を
クロールをしてもう先に泳いでいる彼が打ち消してくれた。
プールに入った途端、緊張がほぐれた。
プールは、巨大なゼリーみたいだった。
プールに来ている人をみたら
健康のために来ているブヨブヨのオバさんと
4月なのにもう夏に着る水着で頭がいっぱいのギャルが2人が
ゆったり歩くコースをねり歩いている。
ここのプールは、なんだか続けれそう。
2014年11月30日日曜日
ほんとうのじぶんらしさ
さいきん
絵日記をかいてる。
文字をかくよりも、ずっといい。
何度もシャッターを押したい瞬間が
毎日おとずれる。
その瞬間の喜びや悲しみ、切なさを
思い出してえがけるのは、その日の夜だけ。
さいきん
特別な女の子と友達になった。
女の子なのに、つまらない話を一切しない。
ひたすらに純粋で、悲しみにくれてる。
笑顔、しぐさ、話を聞いても
美しさと特別さしかでてこない。
夜に公園で遊んだり
星を見上げて何座か聞いてみたり
空き地にいって四葉のクローバーを探したり
自転車に乗ったり、走ってみたり、散歩したり
友達を家に送りとどけて
雨にぬれながら遊んで帰る。
こどもの頃と今はそんなに変わらない。
物心ついたときからの自分で
本当はこうしたかったと思うことを
これからはじめていきたい。
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